「占い師に向いているんじゃない?」
友人からそう言われたことをきっかけに、わたしは占いに興味を持ち始めました。それまではどこか「胡散臭いもの」というイメージがありましたが、詳しく調べていくうちに、それは大きな間違いだったと気づかされました。
占いの正体は神秘的な何かではなく、気の遠くなるような年月をかけて積み上げられてきた膨大なデータの集積、すなわち「統計学」だったのです。
哲学から始まる「数千年の知恵」
四柱推命や算命学が良さそうと聞き、図書館で本を借りて調べ始めたところ、その全ての源流には「易経(えききょう)」という存在があることを知りました。どうせ学ぶなら源流からと思いましたが、これがとにかく難解で一朝一夕に身につくような代物ではありません。
- 易経(えききょう):儒教の聖典の一つ。統計学の側面も持つ、宇宙の法則を説く最古(紀元前)の哲学。
- 算命学(さんめいがく):易の思想を軍略・帝王学として進化させた才能を見抜く戦略ツール。
- 四柱推命(しちゅうすいめい):易と五行説をベースに生まれた「時間」まで含めて精密化した個人の運命鑑定の完成形。
これら全てに共通しているのは、「陰陽五行」という共通のOS(基本ソフト)で動いている計算式であるということ。つまり、占いは計算によって導き出される論理的なものだったのです。
ゆとりくんの「AI革命」と合理的な視点
わたし自身もそうですが、占いを欲するときは何か困りごとがあるとき。しかし、感情移入しやすい性格のわたしは、相談者の悩みやネガティブな感情を浴び続ける占い師という仕事が合わないかもしれない……。そんな不安を感じていた矢先、ある動画に出会いました。
若くして成功を収めている起業家、ゆとりくんのYouTubeです。そこで語られていたのは「AIは占いに向いている」という驚きの事実でした。
これまで占い師が一生かけて習得してきた「複雑な計算とパターンの照合」は今やAIが数秒で、しかも正確にやってのける時代。「霊視以外の占い師はいらなくなる」という彼の言葉に、統計学として占いを捉えていたわたしは、激しく同意しました。
わたし流「AI占い師」の召喚術
占いに要する膨大な知識量に圧倒され、自身の適性に疑問を持っていたわたしは、ここで発想を転換。これから勉強しても「AI」に敵うわけないのだから、占いはAIに任せようと。
わたしの活用法は、いたってシンプル。AIに「あなたは易経・算命学・四柱推命を統合して分析できる熟練の鑑定士です」という役割を与えます。あとは、自分やパートナーの以下の情報を入力するだけです。
- 生年月日
- 出生時間(わからなくてもOK)
- 性別
- 出生地(わからなくてもOK)
たったこれだけで、何千年も受け継がれてきた人類の知恵が高額な鑑定料ナシで目の前に展開されます。この正確さとスピードは、もはや快感ですらありました。
占い師はAIに仕事を奪われる?
自分で占いを勉強するよりも、AIという最強のツールを使いこなし、そこから得られた示唆を現実に活かしていく。それこそが、今のわたしにとって最も有意義な選択だと判断しました。
占い師になるのを諦めたのは、挫折ではありません。テクノロジーの進化によって、他のやりたいことに時間を割くことができるようになったのです。
結局のところ、最後に決断し行動するのは自分自身。AIという優秀なパートナーと共に、予測されたデータを一つの参考にしながら、より良い未来を引き寄せていこうと思います。
